身近な水鳥、カイツブリの魅力
都市公園の池などにいるので、比較的見つけやすいです。
全長は26㎝ありますが、カルガモなど他の水鳥が大きいせいか、実際は結構小さく見えます。
夏羽は黒褐色で頬から首にかけて赤褐色、冬羽は全身が灰色っぽい淡い色をしています。
野鳥図鑑などには夏羽が載っていることが多いので、初めて冬羽のカイツブリを見たときは違う種類かと思いました。
個人的にはくまモンのような可愛い目が好きです。


夏と冬でこんなに色が違うんですね。
ちなみに雛はうり坊のような縞々模様です。
めちゃくちゃ可愛いです笑
そしてカイツブリはほとんど陸地にはいません。
巣の上にいるときぐらいしか、陸地にいる姿を見ることができないです。
そのくらい、水中での生活に特化した水鳥だと思います。
潜水が得意で、よくエビや小魚を捕まえている姿を目にします。
子育ては夫婦で協力!!
今年の春に初めてカイツブリの子育てを見る機会があったのですが、すごく心を打たれる場面に沢山出くわし、すっかりカイツブリの虜になりました。
ちなみに雌雄同色のため、どっちがパパでどっちがママか区別はつきません。
片方が抱卵中の時は、片方がエサを持ってきて与えたり、巣の材料を持ってきて巣の強度を高めていったりと、終始動きっぱなしでした。
巣は植物の葉や茎で「浮き巣」を作っています。
これが意外と頑丈そうなのです。

ここで注意しておきたいのが、繁殖期の野鳥はとても気が立っていたりします。
巣をみつけて観察したいがために、その場に人間がずっと居座ってしまうと、巣を放棄してしまったり雛を巣に置いてそのまま何処かへいなくなってしまう事があります。
適切な距離を保って観察してください。
私はこの写真を撮ってすぐに退散しました。
抱卵期間は約3週間、ついに雛を見ることが出来ました!

とにかく可愛いです!
巣の近くを泳いでいたので、遠目から撮影しました。
雛は自分で泳げますが、危険を察知すると親の背中に乗るんです♡
これが見たかった!

悶絶…可愛い。。。
片方の親(ママかな?)が雛の面倒をみている間、もう片方の親(パパかな?)が雛のためにエサを捕まえては雛にあげてを、何度も何度も繰り返していてもうすごく健気というか。
親が痩せてるんですよ(泣)。
自分のご飯よりも子供のために、ただひたすらに頑張っている親ツブリの姿を見ているとなんだかウルウル。
そんなこんなですっかりカイツブリに魅せられ、ほぼ毎日池に通いました。
6月の初め頃には、2回目の抱卵が始まっておりましたよ。
カイツブリが気になった方は是非近くの池を探してみてください!
最後まで読んで読んでいただきありがとうございました。
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